2015年11月1日

宝物風入 その3

 建長寺を出た時にはすでに3時近くなっていました。
 この周辺のお寺は受付が4時までのところが多く、
 北鎌倉駅の方に戻りながら後何軒か回ろうと来た道を引き返しました。
 その途中で見つけたのが長寿寺です。

 
開門時に出ている看板 山門に出ていた拝観日の案内 

 長寿寺は、下調べした中に入っていなくて、飛び込みで入ったのですが、
 拝観日が限定されているので、こちらも限定の御朱印ということになりました。
 長寿寺も敷地外にありますが、建長寺の塔頭です。
 足利尊氏公の供養のために建てられたお寺ということです。

山 門 本 堂

 山門を入ると広くて美しいお庭があり、正面に本堂が見えます。
 玄関を上がって、まずは本堂にお参りしました。
 玄関の正面にお世話係の人がいらしたので、御朱印をお願いしました。
 「荷物は置いて行ってもいいですよ」
 「お庭の外もゆっくり見ていって下さい」と言っていただきました。

書院から臨む庭園

 中には、あちこちに緋毛氈が敷いてあり、座ってゆっくりとお庭を眺められます。
 長寿寺は、紅葉の隠れた名所でもあるそうですが、
 この時はまだ色づいていませんでした。

観音堂 足利尊氏公のお墓
建物を出て、お庭をぐるりと一周できます。
途中に足利尊氏公のお墓もあります。

外に出たら、もう門が閉まっていたので、
受付が3時までだったことを知りました。
ギリギリ入ることが出来て良かったです。
これもご縁だなあと嬉しくなりながら、
次のお寺に向かいました。
 
御朱印 

 次に向かったのは、鎌倉五山第4位の浄智寺。
 北条時頼の三男宗政の菩提を弔うため、1281年に建立されました。

総 門 山門に続く石段

 山門に続く石段では、「武士の一分」のロケが行われたそうです。
 山門は、上に鐘楼がある珍しい形となっています。

山 門 仏 殿
   
書 院   布袋尊

 布袋尊は、「おなかを撫でると元気がもらえます」と書いてあったので、
 撫でさせてもらいました。
 敷地をぐるりと一周すると、入口近くに出てきますが、そこに御朱印所があります。

浄智寺は5種類の札所になっているので、
その分御朱印もあるはずですが、
この日は混み合っていて、
お願いできる雰囲気ではなかったので、
ご本尊の御朱印だけいただきました。

通常は人の少ない閑静な場所のようなので、
またリベンジしたいと思います。
 御朱印  

 この日、最後に立ち寄ったのが東慶寺。
 東慶寺は、北条時宗の夫人、覚山志道尼が開創したお寺で、
 女性から離婚できなかった時代の縁切寺だったそうです。
 明治以降は禅寺となりました。

山 門 本 堂

 この日回ったお寺の中では、比較的こじんまりしています。
 ギャラリーやワークショップもあり、座禅や写経だけでなく、
 茶道や香道も体験出来るようで、女子心をくすぐる感じです。 

鐘 楼 御朱印帳(百鬼座禅図)
 御朱印は、宝蔵でいただきました。
 御朱印帳も何種類かおいてあり、
 写真はポップな色柄が印象的な
 百鬼座禅図の御朱印帳です。
 御朱印は3種類いただきました。
 ご本尊 釈迦如来 御朱印 
   
鎌倉三十三観音 32番  水月観音菩薩 御朱印 

 北鎌倉のお寺巡り、これにて終了です。
 この日はちょっと欲張りすぎたかな・・・。足が痛くなりました。
 鎌倉の歴史をちゃんと知っていれば、もっと楽しめそうだと思いました。
 鎌倉周辺は、まだまだ行きたいところがあるので、次回までに勉強出来たらいいな。

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