2016年1月16日
閻魔さま御開帳
深川七福神めぐりの途中でも深川えんま堂に行きましたが、
毎年1月16日と7月16日は「地獄の釜も開く」と言われる、閻魔さまのご縁日です。
江戸三閻魔を中心に、閻魔めぐりをすることにしました。
源覚寺は、浄土宗のお寺で、ご本尊は阿弥陀如来です。
1/16と7/16は閻魔例大祭としていて、寺頭にも「こんにゃくえんま」とあり、
ご本尊よりも閻魔堂が有名なようです。
なぜ「こんにゃくえんま」と呼ばれるようになったかと言うと、
眼病を患った老婆が、閻魔像に祈願したところ、閻魔像の右目がつぶれて、
代わりに老婆の眼病が治癒した。老婆は好物のこんにゃくを絶って感謝した
・・・という伝説によるもの。
そのため、眼病治癒のご利益のある閻魔様とのことです。
私も目が悪いので、お参りして御守も購入しました。
閻魔例大祭では、 ご本尊・閻魔堂と御祈願してから、 ご住職が近隣を回る様子が見られました。 その後、火渡りを一般の人も体験できる ようで申し込みを受け付けていました。 本堂内では、十王図が公開されており、 お参りしながら見せていただきました。 |
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本堂前での祈願の様子 | |
閻魔堂 | 閻魔堂前での祈願の様子 |
毘沙門天堂 | 蒟蒻閻魔 御朱印 |
御朱印は、本堂の左手にある授与所でいただきました。
閻魔堂で配られていた蒟蒻もいただきました。
源覚寺から近かったので、江戸三十三観音12番札所の伝通院にも立ち寄りました。
応永22年(1415)、浄土宗のお寺として開山。
当時は小さな草庵で、無量山寿経寺という名で開創されました。
それから200年後の慶長7年(1602)8月、徳川家康公の生母が逝去。
その法名を「傳通院殿蓉誉光岳智光大禅定尼」と号し、
この寿経寺を菩提寺としたことから「傳通院」と呼ばれるようになりました。
徳川将軍家にかかわるお墓の他、各界の著名人の墓もあるようです。
御朱印は、本堂に向かって右手にある寺務所でいただきました。
山 門 | 本 堂 |
法蔵地蔵尊 | 浪士隊(新選組)結成の地 処静院跡 |
ご本尊 御朱印 | 江戸三十三観音12番 御朱印 |
本 堂 | 閻魔像 |
いよいよ、江戸三閻魔です。 善養寺は、天保年間(824~833)に 慈覚大師が上野山内に創立。 江戸時代に下谷坂本に移転した後、 明治45年に現在地に移転しました。 木造閻魔王座像は、高さ3m。 豊島区指定有形文化財となっています。 御朱印は、本堂右手の庫裡で いただきました。 |
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御朱印 |
妙行寺は、善養寺に隣接していて、「お岩様の寺」と石碑に出ていたので、
立ち寄ることにしました。慶長9年(1604)開山の法華宗のお寺です。
山 門 | 本 堂 |
浅野家の墓 | お岩様の墓 |
お岩様は、東海道四谷怪談で有名ですが、 実在の人物をモデルとしています。 お岩様の墓と、 赤穂浪士の討ち入りで有名な 浅野長矩の正室瑤泉院の供養塔を 境内で見ることが出来ます。 御朱印は、寺務所でいただきました。 |
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御朱印 |
江戸三閻魔の一つ、太宗寺は慶長年間初頭(1596年頃)に僧太宗の開いた
草庵を前身とし、その後信州高遠藩主内藤家の菩提寺として発展した寺院です。
閻魔堂の他、江戸六地蔵、新宿山の手七福神の布袋尊も祀られている不動堂など
見所が満載・・・。そのせいで、本堂の写真を撮り逃しました。
というか、お参りもしそびれました(^^;
地蔵尊坐像(江戸六地蔵) | 閻魔堂 |
閻魔像 | 奪衣婆像 |
不動堂(布袋尊像) | 稲荷社と塩かけ地蔵 |
閻魔 御朱印 | 江戸六地蔵尊 御朱印 |
御朱印は庫裡でいただきました。
ご本尊は阿弥陀如来で、ご本尊の御朱印もいただけるようです。
閻魔像と奪衣婆像はとても迫力がありました。
閻魔像は、文化11年(1847)に安置されたもので、製作もその頃と思われます。
度重なる火災により、当時のまま残っているのは頭部だけだそうです。
奪衣婆像は明治3年の製作です。
創建は下野国佐野(現:栃木県佐野市)で、
慶長年間(1596~1615)には浅草蔵前天王町(現:台東区浅草橋)に
寺地を拝領しました。
当時は運慶作の閻魔像が本尊とされ、江戸三閻魔と呼ばれていましたが、
関東大震災で仏像も伽藍も焼失。
現在地には昭和3年に本堂を再建し、
牛込千手院行元寺の閻魔像を本尊として迎えました。
また、蔵前には日光山輪王寺より閻魔像を迎えてお堂が建てられていましたが、
お堂は戦災により焼失。閻魔像は焼失を免れた・・・とのこと。
ご本尊の他にも閻魔像があったのは、その像だと思われます。
山 門 | 本 堂 |
華徳院は、お堂に上がって お参りすることが出来ました。 御朱印は、庫裡でいただきました。 書置きでの対応でした。 |
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ご本尊 | |
閻魔像 | 御朱印 |
源覚寺でいただいた蒟蒻は、夕飯で味噌おでんにしていただきました。
日本では、地蔵菩薩の化身とも言われる閻魔さま。
こんにゃくは、閻魔さまの好物でもあるそうです。