2016年1月4日

羽田七福稲荷めぐり

 帰省から戻り、まずは年初と言えば七福神めぐり!
 東京周辺には数多くの七福神めぐりがあり、期間限定のものが多いので、
 どこに行くか迷いましたが、1/1~5までと期間が短く、
 家からも近い羽田七福稲荷めぐりには行こうと思っていました。
 全部で8社のうち、主催の穴守稲荷以外は
 通常無人で御朱印がもらえない神社という点も魅力的に感じました。
 七福神ではないですけど、それぞれの神社でご利益があるという点は同じ。
 専用台紙は500円で、御朱印代は各100円。御朱印帳にもらうことも出来ます。

  • 萩中神社の境内社/東官守稲荷神社 【身体安全】

 電車で来る場合は、京急空港線の「糀谷」駅で下車して歩きます。
 最初の神社が東官守稲荷神社で、萩中神社の境内社になります。

 ちなみに、ゴールが穴守稲荷になっています。
 他の七福神めぐりだと逆順に回ってもよい場合もありますが、
 この稲荷めぐりに関しては、最後に穴守稲荷で記念品をいただけるので、
 穴守稲荷を最後にした方がよいです。

 萩中神社は創建年は不詳ですが、江戸時代後期には鎮座していたとのこと。
 東官守稲荷神社は、海における仕事の安全を祈る守護神として信仰されていたそう。
 大正6年の風水害により社は被害を受けましたが、萩中神社再建の際、
 萩中神社の境内に移されました。
 また昭和20年4月、戦災の為焼失してしまいましたが、
 再建され現在に至るようです。

鳥 居 萩中神社
境内社:東官守稲荷神社 鳥居 境内社:東官守稲荷神社 拝殿
御朱印は、判子で墨書きでないのが残念ですが、
その分100円とお安くなっています。

こちらでは、お神酒のお接待をやっていました。
私はお酒に弱いので、遠慮しようとしましたが、
「口をつけるだけでも」と勧めていただいたので、
お言葉に甘えてちょっとだけいただきました。
地元の方の温かい対応が嬉しいです。
東官守稲荷神社 御朱印

 妙法稲荷は、享和元年9月(1801年)大洪水の被害から立直るため、
 京都伏見大社の分霊を賜り、大松の下に社殿を建立したものと伝えられています。
 この松の根元には白蛇が住み、蛇稲荷とも呼ばれ信仰を集めていたそう。
 大正12年の関東大震災の折、大松も社殿も焼失しましたが、
 松の切株の上に八角堂が建立され、妙法稲荷と呼ばれました。
 昭和20年の戦災によって八角堂は焼失し、昭和31年現在の社殿が建立されました。

鳥 居 拝 殿
境内社 天祖神社 社務所
  普段はシャッターが下りている
社務所が開いていて、
御朱印をいただくことが出来ます。
 御朱印  

 重幸稲荷は、度々の洪水に悩まされた村人達が、多摩川のほとりに、
 田畑の守護と五穀豊穣を祈って建立しました。
 社前の道路は旧六郷土堤であり、現在の社の高さが旧堤防の高さとのこと。
 創建年は不詳ですが、1800年前半にはすでに創建されていたようです。

社頭(階段があり、少し高くなっている) お 社
稲荷めぐりの時は、
幟が立っているので大丈夫ですが、
普段はうっかり素通りしてしまいそうな、
小さなお社です。
御朱印

 天祖神社は創建年は不詳ですが、1800年代前半には鎮座していたとのこと。
 高山稲荷の社殿は名主・橋爪家(本羽田3丁目辺り)の前にあったが、
 昭和4年の六郷土堤改修工事の際、現在地に移転されたそうです。
 移転前の社が飛騨高山より来た大工によって建築された事から、
 高山稲荷と呼ばれるようにになったと云われています。
 御朱印は、天祖神社の拝殿でいただきました。

中村天祖神社 社頭 中村天祖神社 拝殿
境内社 高山稲荷神社 高山稲荷神社 御朱印

 創建年は不明ですが、この社に現存する石の鳥居には弘化2年(西暦1845年)建立と
 刻まれているので、御鎮座はそれ以前と考えられます。
 その昔、漁師たちが鴎を大漁の兆しとして崇め、
 「鴎稲荷」と呼ばれるようになったそう。

石鳥居 鴎稲荷神社
境内社 厄神様 御朱印

 御朱印は、境内の仮設テントでいただきました。
 どんぐりのオブジェや、飴玉が置いてあって、ご自由にどうぞとのことでした。

 玉川弁財天の創建年は不詳ですが、古くから弁財天として祀られていました。
 本尊は、江の島本宮巌屋弁財天と同体で、弘法大師の作と言われています。
 現在の羽田空港内にありましたたが、昭和20年9月連合軍の強制立退命令により
 水神社があった現在地に遷ったそう。
 そのため、水神社とどちらかが境内社というわけではないようです。

水神社の幟 玉川弁財天
羽田 水神社 御朱印

 この神社は、「稲荷」ではないので、「別格」扱い。
 こちらだけ七福神になっています。
 神社は道路より低い位置にあり、階段を下りて行きます。
 弁財天にお参りをすると、弊紙を振って穢れを払って下さいました。
 弁財天の社殿の中で御朱印がいただけました。

 立ち寄り処 : 大鳥居

以前にも紹介したことのある大鳥居。
稲荷めぐりの途中に立ち寄るなら、
玉川弁財天の次に行くのが
都合がよいと思います。
お正月仕様で、
門松と鈴が飾られていました。

 白魚稲荷神社は、漁師が白魚が獲れた時に最初に魚を奉納したことから、
 この名がついたそうです。
 創建年は不明ですが、江戸時代初期以降の創建と考えられるようです。
 火伏の神様としてもあがめられており、戦災で焼失しなかったそうです。

鳥居と幟 御朱印
御朱印は、拝殿の中でいただきました。
お味噌汁の振舞いがあり、
お福銭とノートもいただきました。
結構歩いた後なので、
温かいお味噌汁が嬉しかったです。
拝 殿
拝 殿 記念品といなりめぐりリーフレット
最後の穴守稲荷では、
全部回った記念品として
ティッシュとお酒をいただきました。
御朱印の初穂料は、
他の神社と同様100円でした。
その代わり?
通常より判子が少なくなっています。
御朱印

 御朱印をいただくという意味では、筆書きではないので、やや残念感がありますが、
 地元の方々が頑張って盛り上げている感じがして、お正月からほっこりしました。

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