2015年11月1日

宝物風入 その1

 前日帰りが遅かったので、本当は一日開けたかったけど、
 翌日は天気が悪そうだったので、思い切って出かけました。
 北鎌倉駅近くの円覚寺は、11/1~3の3日間「宝物風入」が行われ
 その期間だけしかもらえない御朱印があるのです。

 
 宝物風入 告知看板 円覚寺の入口 

 鎌倉駅は休日は激混みと知っていましたが、北鎌倉もこの行事のせいか、
 なかなかの人出でした。
 まずは拝観料を払って中に入ります。
 入口からすぐの場所で御朱印がもらえる窓口がありますが、
 最初はスルーして方丈に向かいました。
 御朱印は出る時にもらいましたが、入口では鎌倉二十四地蔵霊場第13番(正続院)の
 御朱印と2種類いただける・・・というのを忘れていて、ご本尊だけいただきました。

総 門  山 門
   
仏 殿  ご本尊御朱印 

 円覚寺は、北条時宗が中国・宋から招いた学祖元禅師により開山された禅寺。
 現在も座禅を受けることが出来るようです。
 仏殿と選仏場にお参りして、いよいよ宝物が公開されている方丈へ向かいました。

選仏場 居士林: 座禅を受けられる

 方丈で、宝物を見るためにまたお金を払います。
 拝観料は舎利殿とセットで500円でした。
 宝物300円、舎利殿200円と個別に見ることも可能です。

方丈の門 方丈と百観音霊場

 方丈を入ったところにある窓口で、 御朱印をいただくことが出来ます。
 宝物は、壁や襖にびっしりとかけられた、掛け軸などです。
 北条時宗や、一休和尚の書いた書もあれば、羅漢図などもあります。
 博物館級のものを、間近で見ることが出来ます。
 有料ですが、お茶席もありました。

方丈 御朱印 宝物目録/宝物風入・舎利殿拝観チケット

 方丈を出て、次は国宝の舎利殿へ向かいました。
 門をくぐると、若い僧侶が読経しながら鐘をついていました。
 その向かいの正続院前に仮設テントがあり、御朱印を受け付けています。

万年門(舎利殿入口) 鐘 楼
   
 舎利殿(国宝) 禅 堂 
舎利殿は、お釈迦さまの歯牙をお祀りしているそうです。
将軍源実朝公が、
宋の時代の中国能仁寺から請来したものだとのこと。
舎利殿の建物は、
鎌倉にあった太平寺の佛殿を移築したもので、
関東大震災で倒壊したものの、昭和4年に再建された建物。
特別期間以外は、拝観が制限されています。
 舎利殿 御朱印  

 敷地の一番奥にある黄梅院にも立ち寄りました。
 こちらは、1354年に開創し、室町時代からは足利将軍家の菩提所となったところ。
 実は、こちらでも御朱印がもらえるらしいです。後で知りました。

黄梅院 入口 本 堂

 坂道を降りて来て、途中通り過ぎた佛日庵にも立ち寄りました。 

こちらに入るためには、
さらに100円払うことになりますが、
3種類の御朱印がいただけます。
500円で抹茶とお菓子も楽しめるので、
休憩していた方も多かったです。
私は、御朱印にお金をかけるので、
そこは節約していました(^^;
御朱印は入口でいただけます。
佛日庵(門外から拝観する場所)
   
開基廟  佛日庵 本堂

 開基廟は、時宗公が生前禅の修行をしていた庵があり、
 死後は地下に遺骨が安置されたもの(お堂は江戸時代に改築)。
 堂内には、十一面観音が安置されているそうです。
 佛日庵本堂には、南朝時代に作られた地蔵菩薩坐像が安置されています。

佛日庵の窓口 北條時宗公 御朱印
   
 鎌倉観音 三十三番 御朱印  鎌倉地蔵 十四番 御朱印

 山を下ってきて、大分歩いた後でしたが、「国宝」と書かれていたので、
 頑張って階段を上り、弁天堂に向かいました。

洪鐘道(弁天堂に続く階段) 弁天堂
国宝となっているのは、梵鐘。
北条貞時が鋳造・寄進したもので、
物部国光作だそうです。
弁天堂は、この鐘と共に建立された建物。

この弁天堂でも、
御朱印がもらえたようなのですが、
後で知りました・・・。
梵鐘(国宝)

 立ち寄り処: 鎌倉五山

 円覚寺を出て、建長寺に向かいましたが、そろそろお昼時。
 人出も多かったので、入れるかな・・・と思いながら、
 下調べしていた「鎌倉五山」の前を通りかかると、
 ちょうどお客さんがゾロゾロ出てきたので、すかさず入店。
 無事に座ることが出来ました。

本店 外観 紫陽花セット

 次に行く建長寺は、けんちん汁が生まれたお寺だそうで、
 「けんちん汁食べたいな・・・」と思ってこちらのお店にしました。
 紫陽花ごはん(五目御飯?)とけんちん汁のついた紫陽花セットを注文。
 私のイメージするけんちん汁とは違って青菜など入っており、
 より健康的な感じでした。
 私が入ったのは、本店で風情ある定食屋さんといった感じでしたが、
 建長寺前にも新しくて小綺麗な支店が出来ていました。

 この日はまだまだ回りましたが、長くなったので次項へ続きます。

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